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爬虫類の部屋にきた/レモニー・スニケット

2001年11月29日(木)
20011129
爬虫類の部屋にきた/レモニー・スニケット
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例によって翻訳がひどい。スニケットの世界を全然汲み取っていない。スニケットは大ファンだが、これ以上イメージが壊されるのは嫌なので、これ以降の翻訳は読まない。

●原書の感想はこちら
『The Reptile Room (Unfortunate Event 2)』/Lemony Snicket

裕福な家庭に生まれたボードレールきょうだい(バイオレット、クラウス、サニー)は、前巻で両親を大火事で亡くし、強欲なオラフ伯爵に引き取られ、遺産を狙われて、ひどく不幸な目にあった。

2巻目の本書は、そのオラフ伯爵のところから助け出されて、爬虫類を研究しているモンゴメリ博士(モンティおじさん)に引き取られる。 モンティおじさんはとても親切で、3人は実に幸せな毎日を過ごしていた。特に一番下のサニーは、途方もない毒を持ったクサリヘビという意味の名前をもった大蛇(実は無毒の人なつこいヘビ)と噛みつき合うほどの仲となり、なに不自由なく暮らしていけるかのように見えた。 そのうちに、モンティおじさんは研究のためにペルーに行くことになり、3人のきょうだいも一緒に行くこととなる。

さてこのあたりで、不幸な話を読むのが嫌な人は、どうぞ本を置いてくださいというわけだ。 ペルーに行くために雇ったアシスタントが来てから、ボードレールきょうだいの不幸な日々が、また始まるのだ。なぜなら、やってきたアシスタントとは、変装したオラフ伯爵だったからだ。

はじめ、こんなに幸せでいいの?と思っていたが、やっぱりここで不幸になるのねとほっと(?)する。 オラフ伯爵は、モンティおじさんを殺し、きょうだいをペルーに連れていって、何とかして遺産をぶんどろうという腹づもりだったのだ。ボードレールきょうだいの運命やいかに!

2巻目はスニケットのユーモアが存分に発揮されていて、言葉の遊びやら何やら、盛りだくさんである。 3人のきょうだいも、毎回それぞれの持ち味を生かして活躍し、今回は赤ん坊のサニーまでが、立派に演技をこなしたりして、実に笑える。 「作家のレモニー・スニケットなどは、よくこういう文体を使う」とか、「眠くて何度も同じ部分を読んでいた」というのが何度も繰り返されて、自分も同じ部分を読んでいるのかと錯覚させたりと、随所に遊び心がちりばめられている。

これが児童文学であると気づくのは、大人が難しい言葉を使ったとき、必ずここでの意味はこうであると説明しているところだ。だから例え聞いたことのない単語が出てきても、辞書なしで読めるというわけである。 2巻目を読んで、さらにスニケットのファンになった。



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