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ハリー・ポッターとアズカバンの囚人/J.K.ローリング

2001年07月05日(木)
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ハリー・ポッターとアズカバンの囚人/J.K.ローリング
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ハリー・ポッターシリーズ第3巻。

人気のハリポタシリーズ、この3巻の日本語版は、予約だけで50万部売れたという。 評判に違わず、面白い。原書で読んだときも興奮したが、再度翻訳で読んでも、面白さは減少していない。

だいたいは原書で読めば、翻訳版は買わないのだが、このシリーズの場合は作者の造語などを、どんなふうに訳しているのかが非常に楽しみで、両方買わずにいられないのだ。

今回はミステリー仕立てと言ってもいいくらいの、わくわくどきどきの展開。厳重なアズカバンの刑務所を脱走した、例のあの人ヴォルデモートの一番の手下と言われるシリウス・ブラックと、命を狙われるハリーとの戦いだ。しかし、大きなどんでん返しが用意されている。シリウスと言えば、第1巻の最初で、ハリーを運ぶためにハグリッドに大事なオートバイを貸した魔法使いだ。そのシリウスがなぜアズカバンに囚われていたのか、どうして脱獄できたのか。そして、ハリーの両親を殺した本当の犯人は・・・?

あちこちで、1日で読みました!というコメントを目にする。それほどに息もつかせぬ展開で、しかも非常に込み入っている。タイムトラベルまで出てくるのだから、相当綿密な筋立てが必要だ。1巻でのシリウスのオートバイの件にしても、この3巻の話のために、なくてはならないものだったことを考えると、作者の緻密な計算に驚くほかない。

この巻では、ハリーがダーズリー一家に我慢できなくなって、家を飛び出す。とうとうハリーがやってくれた!という思いとともに、少しずつ大人になっていくハリーを感じる。もちろん友情の大切さとか、親子の愛情という、ほろりとさせられる部分もある。そして何よりも、シリウス・ブラックがかっこいいのだ!



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